2011.07.15

2011 パティシエ研修旅行記 in Osaka 【4班後編】

みなさん大変お待たせいたしました。
前回、「さぁ、デザートです!」と言うところで前編を終わり、もったいぶらせていた「レストラン シャンボール」での後編始まります。では早速。

カタシマNEWS

デザートは4種類。


ベリーのクリスティアン
ヤギのヨーグルトシャーベット添え

バニラのクレームブリュレ

カリブ諸島産チョコレートとラズベリーのタルトスフレ タヒチ産バニラアイスクリーム添え

ハチミツ風味の柑橘類とフロマージュブランのシャーベット

デザートもどれも綺麗で品があり、レストランならではの盛り付け、味でした。ヤギのヨーグルトのシャーベットなんて、マニアックですよね。 これはちょっとクセがあるので万人受けではないようですが・・
どれも甘すぎず、食後でも胃にもたれないデザートで、美味しくいただきました。

食後の飲み物のカップ&ソーサーやシュガーポットなんかも、キラキラ、ピカピカ・・・優雅で非日常の時間はまだまだ続く・・・
おっ。ここでなにやら向こうからカタカタと音が・・・・!


なんかおもしろそうなものがいっぱい載ってますね♪
なんでしょうね~。

そう。ワゴンデセールの時間です^^ サービススタッフが丁寧に一つ一つ説明してくれ、取り分けてくれました。チーズケーキやイチジクのタルト、プリンなどのケーキ類と、数種類のチョコレート、ドラジェ、生キャラメル、一口サイズの焼き菓子やマカロンなど・・・・その充実した内容に一同びっくり!この辺もさすがですね。
 
特別にテーブルにプレートごと置いてくれました。
並んだプティフル、かわいいでしょ!

夢のような時間でした~。
今こういうワゴンデゼールがちょっと流行っているみたいです。
私たちは、なかなかここまではできませんが、食後のプティフルをもう少ししっかりとしたものにできないか、と勉強になりました。
それにしても・・・おなかいっぱいのはずなのに、みんなそれぞれ頼んで食べてました。恐るべき食欲。さすが食いしん坊集団リビエールです。

実はこの日、ちょうど誕生日の女性スタッフがいたんですが、予約時にそれを伝えたところ・・・・・

バラの花束頂きました!とってもいい香りで、うっとりです。
みなさんも、記念日や誕生日でレストランを予約する際は、ぜひそれを伝えてみてください。そのレストラン、レストランでいろんな演出をしてくれますよ。勿論、リビエールでも!そして、それがまたお客様との会話のひとつになり、楽しいんです。

さて、ワゴンデセールの夢のようなひとときも終わるころ、サブマネージャーの入山さんが「よかったら厨房など案内しましょうか?」と声をかけてくれました。 ラッキー!こんなホテルのメインダイニングの厨房なんて、そうそう見れません。そのほか、数ある個室やパーティールーム、ホール内を丁寧に案内していただきました。

厨房では仕込みをしている女性スタッフもいて、リビエールの厨房でがんばっている女性スタッフ、西口も刺激を受けたようです。 歴史あるレストランの厨房ですが、綺麗に磨かれ無駄なものがないようでした。
シェフの師匠、大谷シェフもこのシャンボールで修行されたとか。その時代から受け継がれている鍋もあるんですよ。(写真がなくてごめんなさい)

個室やパーティールームはそれぞれ広さ、基調となる色や調度品が違い、様々な用途に利用できるようでした。会議が予定されている部屋、立食パーティーの準備が出来ている部屋もあり、スタッフのみなさんがきびきびと準備されていました。

次に、シャンボールのホール内。満席時はなんと160名入るとか。想像できません・・


シャンデリア、暖炉(フェイク)、純銀の調度品、シャンボール城を表したアイアンアート、数億円するという、日本人画家レオナルド藤田氏の「マドレーヌ」という絵画などなど・・・ため息の出るものばかり。でも、前編でも書きましたが、どこか温かい雰囲気なんです。
これはきっと、シャンボールのスタッフの皆さんが「お客様に楽しんでもらおう」と一生懸命に努力され、また誇りを持って働いているからでしょう。
サービス業も多様化し、こうした老舗ホテルも生き残りをかけ、試行錯誤しています。今回の視察で、料理、サービスを含め、ホテルの底力を実感し、勉強させていただくことが多くありました。
ホテルと私たちのような街場のレストランでは、同じようには出来ませんが、今回勉強したこと、改めて感じたことを私たちなりに踏まえながら、リビエールをもっともっと盛り上げていこうと思います。

マスターソムリエの岡氏を始め、サブマネージャーの入山さん、シャンボールの皆さん、本当にありがとうございました。
(ちなみに・・・シャンボールではディナータイムは制服を燕尾服に着替えるそうです。カッコいい!)

では、最後にリビエールスタッフひとりひとりのコメントを。

吉山「本当に貴重で贅沢な時間でした。料理、サービス、スタッフ全てが一つになって初めて“ご馳走”になるんだなぁ、と改めてかんじました。」

田村「一つ一つが繊細で綺麗、そして美味しい。感動し、刺激を受けました。普段なかなか行けないレストランに行くことができたことに感謝します。」

中島「私たちから少し離れた席のお客様がギャルソンと楽しそうに話をされているのをみて、フランス料理はゆっくりと楽しむ料理なので、やはりお客様とお話しをするのも大切なんだな、と改めて思いました。これからも、お客様に丁寧に接して、会話をもっと頑張ろうと思います。」

西口「ワゴンデセールには興奮しました。(笑) 厨房で働いている女の子をみて私も負けられない!と思い、いい刺激になりました。ホテルの底力を堪能できました。」

片島「シャンボールの皆さんのひとつひとつの丁寧な仕事にホスピタリティーと本物を感じました。ホテルのレストランと私たちリビエールとでは、フィールドが違いますが、私たちは私たちなりのホスピタリティーをもってこれからの仕事に活かしていきたいです。」

廣氏「ひとつひとつの技術が高く正確で、昔ながらのホテルの味を忠実に再現しながらも、テイストや盛り付けなどは現代風にアレンジされていて、スタッフの基礎レベルの高さを感じました。どんな料理やお菓子でも、基本がとても大切で、その上に創作や応用が成り立ちます。今回の研修でスタッフひとりひとりが何かを感じ、今後に活かしてくれることを期待します。」

【おまけ】
ではここからは、シャンボール後の私たちをご覧下さい。


大満足のシャンボールを後にした私たちは、シャトルバスに乗り梅田の三越伊勢丹へ行きました。先ずは地下の食料品売り場から見学。さすがにオープンから間もないこともあり、平日にもかかわらず多くのお客さんで賑わってました。商品は多種多様。フルーツも野菜も色んな種類があり、「安っ」と思うものから「高っ」と思うものまで。普段私たちが行くスーパーとは勿論比べ物になりません・・・。

スイーツも有名店がズラリ。 お目当ての一つだった「ラデュレ」のサロン・ド・テは行列で入れず。残念でした。やはり超有名店はそうですよね・・・時間帯もちょうどカフェの時間でしたし。また機会があれば行くことにしました。
で、「トゥース・トゥース」にてアシェット・デセールを頂きました。さすがに皆お腹一杯で、すこしずつ分けながら、でした。^^

ホテルに戻り、今度はカタシマスタッフ全員集合し、近くの「ローリーズ・プライム・リブ」へ。
「まだ食べるの!?」って思われるでしょうね。はい。食べました。大きな大きなローストビーフ。なんたって、食いしん坊集団ですから、私たち。

ではこれで、リビエールの大阪視察研修のレポートを終わります。前編、後編とも皆さん楽しんでいただけましたか?
また、リビエールに来られたら、感想を聞かせてくださいね。

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