2011.07.01

2011 パティシエ研修旅行記 in Osaka【5班前編】

5班メンバー
•足立晃一  (班長)
•藤原はるえ (副班長)
•朝岡史帆 (会計)
•赤花博子 (カメラ係)
•坂本亜由美 (カメラ係) 
•津崎泰男 (サポーター)

5月10日、11日の2日間を使い、京阪神を中心に視察研修に行ってきました。 
私達5班は数ある候補地の中から古くから伝統的に受け継がれる歴史あるお店やそれとは
真逆に新進気鋭の若手パティシエがオープンされ注目を集めているお店などまったく違う面
を持ち合わせる京都に魅力を感じ行き先として決定しました。

カタシマNEWS


まずはじめに向かった先は女性オーナーが手がけるパティスリー専門店とは一味違ったお店
“ブラッスリーカフェ シトロンサレ”さん※
※ブラッスリーカフェ・・・お酒も飲めるカフェ
1階はパティスリー(お菓子とお惣菜のテイクアウト)、2階、3階はゆっくりお食事やカフェのできる空間があり4階はフランス菓子教室をされているそうです。お昼時ともあって今日はランチメニューからセレクトしました。

(本日のサンドウィッチ3種盛り合わせ) (本日のキッシュセット)

ランチメニューは4種類ありそれぞれバラバラにセレクトしました。どのメニューもお店の名前になるくらいですからしっかりと塩味がきいています。それでいて塩辛さがないのですからいい塩使っているのでしょうね。ランチメニューだけではもったいないので食後にケーキも頂きました。

( 塩キャラメルプリン)(塩キャラメルロール)(フロマージュバナーヌ)

この中のフロマージュバナーヌは上にかかっているクランブル生地にブラックペッパーが入っており全体をまとめるアクセントになっていました。
ウチではスパイスを使った生菓子はあまり手掛けたことがないのでこの組み合わせはとても新鮮で刺激的に感じました。メンバーの中でもフロマージュバナーヌは1番人気でした。
メンバーの藤原さんいわく “スパイスをケーキと組み合わせることによって素材の持っている自然な甘み(バナナ)と癖のある香り(チーズ)が絶妙なバランスを保ったすばらしいケーキだった”とグルメリポーター顔負けのコメントを残すほどでした。

続いてのお店は今京都で注目のお店 “PATISSRIE S”さんです。
関西にムースを定着させたいと願う中元シェフが作り出す究極まで口どけなめらかなムースの美味しさはもちろんのこと、しっかりと焼きこまれた焼き菓子の深い味わい深い美味しさも秀逸。
フランス菓子に趣が深い京都に現れた新進気鋭のお店です。
僕の中では今回の視察の中で最も期待しているお店です。
まずお店を見つけるのに少々手こずりました。


お店に入ると美しいケーキの数々と美味しそうな焼き菓子など、入って早々みんなテンションあがりっぱなしです。
関西ではまだ少ないムース中心のプティガトーが並ぶスタイルのお店でフランスのエスプリを感じるとても雰囲気のあるお店に感激です。
ここでも当然ケーキを頂き、イートインスペースで試食会です。

(ムラングシャンティー)(プランタン)(アグレシフ)

どのケーキも丁寧なお仕事が手に取るようにわかり、とても味わい深く繊細な味に仕上がっています。中でもフランスの古典菓子であるムラングシャンティーは1歩間違えれば甘いだけのケーキになってしまいがちですが、メレンゲの焼き加減が絶妙すぎて・・・圧倒されます。素朴なケーキなのですがシンプルゆえに奥が深いフランス菓子のひとつです。ぜひ僕もこれに負けないようなお菓子を作ってみたい・・・できるかな???・・・とりあえず努力します(笑)
あと1点アグレシフは本当をいうとプライベートで行ったなら遠慮したいお菓子なのですが、何せ研修ですから好きな物ばかり食べるわけにはいきません。
少しだけレーズンが苦手なもので・・・・(^_^;)
勇気を出してオーダーし、いただきました。口に入れた途端スーッと溶けていく口溶けの良さと共にほどよいラムの香り、ムースショコラとの相性は抜群です。 アクセントにレーズン。食べず嫌いを後悔してしまうほどの1品でした。
こういうお店に来るといつも初心に戻らされます。1つ、1つの仕事を丁寧に気持ちを込めて仕上げていく基本的なことですがついつい日常に流され忘れがちになってしまう。心あらわれるフレッシュな気持ちを感じられた素晴らしいお菓子の数々をいただきました。ありがとうございました。

後編に続く・・・・・・

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