2012.07.15

2012 パティシエ研修旅行記in Tokyo 【2班後編】

 お待たせしました。後編の様子をお届け致します。

カタシマNEWS

まず1件目は『ロートンヌ』です。

2011年11月に都内23区で屈指の規模を誇る大型店です。

 


お店に入る前に横を通りすがるとガラス越しに中のスタッフが笑顔で「いらっしゃいませ」を発しています。すごい!・・・まだ入ってないのに・・・。通りの面に厨房があるためパティシエが様子を見ながら店内へと入っていきます。
天井が高くとても広々とした店内は スタッフの活気ある声で大きく響いています。やっぱり気持ちのいいものです。

 

 
空間を生かすように様々なオブジェが飾られています。まるでデパートの一角ようです。商品アイテムもかなりの数に見えますがとても見せ方が上手だなと感じます。
充実の品揃えでどれを買おうか迷うほどの選べる楽しさがプラスされた空間です。

 


これはオーナーの趣味だそうです。(ギターもディスプレイされており遊び心満載です。)

 


また商品名もとてもユニークな物が多く見受けられます。このお店は残念ながらカフェスペースがないためケーキ数種類と焼き菓子を購入しました。

 


そして今回丹波店にも導入したオープン冷凍ショーケースのメリットはお客様が自由に商品を手にとって重さを感じたり何が売りたいのかが積極的アピールしやすい。。そのように感じました。

 


(広氏く)1つ1つのアイテムごとにミニワールドがあります。「キレイ・かっこいい・美味しそう!」がキーワード。。。そんなお店です。

 


(土江) 清見オレンジをたっぷり使ったケーキは最高でした。

 


(藤田) 質問をすると丁寧な受け答えで商品説明も分かりやすくとても参考になりました。 またキャンドルの種類もとても多いのにビックリしました。

 


《おまけ》・・・・・玄関先の犬の待機場所 。なんともお洒落ですね!
続いて駆け足で次の視察先へ移動。

『エーグルドゥース』 2004年2月にオープンしたカフェスイーツでもお馴染みの寺井氏のお店で2月のヨーロッパ旅行での視察先パリのジャンミエでも修行をされたそうです。

 

 

店名の由来は甘さと酸っぱさが両方という意味だそうです。本物のフランス菓子を追求し基本を忠実に守りながら味わい、色、形などを自分なりに表現している商品が豊富で中でも「ケーク」細長いパウンドケーキは必見です。。。。といった感じの 事前の情報を頭に入れて向かいます。
目白駅から徒歩10分 近く歩いた所にありパリのお菓子屋さんという雰囲気のとても重厚なイメージの店構えがとても印象的です。

中に入ると木の温かみを感じるシックな空間や大理石をあしらった高級感あふれるショーケースに棚には2月のパリ研修でのお菓子屋さんで見かけた様子と同じような製菓道具などがディスプレイされています。  丸テーブルが2卓あるケフェスペースでミルフィーユ・イヴォワリンヌ・サバラン・フロマージュ など6品を食べました。
(藤田)ミルフィーユのパイ生地はしっかりと焼きこんでありパイとクリームだけのシンプルなものですが正直研修も後半でお腹がはちきれそうでしたが1個ペロリと頂けるくらい美味しくサクサク感がたまりませんでした。
(広氏く)このお店はかなり昔から耳にする有名店で念願の視察先です。残念ながら店内撮影禁止なので写真がないので伝わりにくいと思いますが。。。。
(土江)店内はフランスのサロンって感じ!大理石のショーケースがゴージャス&とても優雅です。


あとお持ち帰りでケーク(細長いパウンドケーキ)を購入。
10種類以上あるので迷ったためスタッフの人におすすめを尋ねるとケークベコワを勧めていただきました。ホテルに戻り箱を開けるとメープルシュガーの香ばしいとても良い香りがフワッときます。
ホロホロと崩れるような感じと表面のカリッとした食感にメープルの持つコクのある甘さと口どけの良さがとても良く合います。
接客も箱詰め後の際のお客様に確認するときのさりげない言葉の掛け方などがとても丁寧でとても印象的でした。

続いてはいよいよ研修最後のお店 『パティスリー・レ・サンクエピス』 です。


下町の商店街にありいろいろな他業種店と立ち並ぶ一角にあります。
ブラウンを基調とした落ち着いた店内で売り場スペースのわりにガラス越しからですが厨房はかなり広いイメージです。徒歩1分の所に直営のレストランがあり本格的なデリも10種類位販売しています。

 


夕方6時頃でしたので生菓子は少なめでしたが商品構成はチョコレート素材を使用したものが多くあります。


(土江)ルリジューズはとても可愛らしいルックスに似合わずザクザクととても力強いです!

勿論商店街という立地上ショートケーキ類など親しみやすいものもありますがその一方で伝統的なフランス菓子のサバランやルリジューズもあります。他にもバケット用のパンやクロワッサン・ブリオッシュ・ヴィエノワズリーなども豊富です。

 

 


(藤田) ケーキの他にお惣菜やカットしたフルーツなどもありちょっとビックリ!!

 

 

 

(広氏く)女性シェフらしいお洒落なお店です。手書きのプライスカード。。。焼き菓子も手作り感たっぷりでお花を使ったラッピングもありました。女の子が好みそうな空間と雰囲気のするお店です。時間がなく大急ぎで見なければならないのがとても心残りです。

ショーケース内の商品はどれも丁寧な仕上げで地域のニーズにあった商品構成と女性シェフならではの優しい味わいにかつ素材の味も十分に生かされて商品も多品目でシェフの情熱が伝わってくるそんなパティスリーです。
今回視察させて頂いた6件は各々、特徴のある素晴らしいお店ばかりばかりでした。班行動という1つのチームで力を結集して???なんとか無事に廻れる事が出来ました。班の皆んなが各々の役割をしっかりしてくれたおかげです。視察先のリストアップと同時に各個人がテーマを持って臨みました。

(土江)とても刺激のある1日となりどのお店も笑顔が素晴らしくとても好印象でした。

(藤田)沢山、食べ、見て、しっかり歩いて初めて見る景色や料理に感動をしとてもいい経験となりました。

(広氏く)お花屋さん用のOP袋を使ったアイテムが以前から気になっていましたが今回参考になるスタイルを見かけましたので早速お店の方に導入させて頂きました。(スイーツブーケです。)

(片島充)何を売るか何を売りたいのかがお店の規模に関係なく上手に表現されていました。ボリュームもあり連動性のある季節のディスプレイや遊び心も加えながらの空間などお店のコンセプトは色々ですがお店で働くスタッフ皆んながその時出来る最高のパフォーマンスを見ているようなそんな感じを受けました。

前編、後編と お付き合いありがとうございました。

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