昼の部最初の訪問先、
LETTRE D’AMOUR(レトルダムール)グランメゾン白金
[Shop Information]
レトルダムールとは、フランス語で「ラブレター」の意味。シェフの倉嶌克彦氏は、食材にとことんこだわり小麦粉も入手しにくい国産有機小麦粉を使用します。焼菓子といえども鮮度にこだわり、地方発送をしていません。人気商品は白金プリン、白金フロマージュ、ショートケーキ、フォンダン・ショコラ。焼菓子ではプラチネ、リュースなど。(朝岡)
[Report]
玄関をくぐり、まず目に入ってきたのが、一つひとつ丁寧な仕事が施されたケーキが並ぶショーケースです。白金という地域柄か、ケーキ一つひとつの値段も、一般的なものと比べやや高めに感じました。ここでは濃厚なレアチーズの中にレモンとパッションのジュレを忍ばせたスペシャリテ「白金フロマージュ」をはじめ、和栗の抹茶パフェ、フォンダン・ショコラなどを注文。注文した商品は、お皿にきれいに盛りつけられた状態で、2階のサロンまで持ってきてくれます。店頭で選んだケーキ(ここでは白金フロマージュ)が、さらに一手間かけられることで、素敵なアシェットデセールに変わり、盛りつけ方などはとても勉強になりました。また、フォンダン・ショコラは、濃厚かつ重厚なショコラの風味を味わえるのはもちろん、何よりも興味深かったのがまったりとしてきめ細かな食感で、生菓子とも焼き菓子とも取れる独特の存在感でした。
[Member’s Report]
◎「雨の日に傘をさして広い歩道を歩いてお店に向かい、お気に入りのケーキを注文して、サロンで静かなお茶の時間を過ごす」。そんな場面が思い浮かぶようなステキなお店でした。(西垣)
◎人気商品「白金フロマージュ」は最後の一個が残っており、迷わず注文しました。(藤原)
◎全体的に甘みが抑えてあるので、どれも好みの味で美味しかった。ケーキと店内の雰囲気がとても合っているように感じた。(朝岡)
Emergency!
またまた緊急事態?!(もう勘弁、、、)。 いえいえ、今度はご安心を。なんと、視察を終えて店を出たところで、同じく視察中のレストラン ラ・リビエール班とばったり遭遇したのです。こんなに広い東京の、しかもこのタイミングで一緒になるなんて! 両班ともにお互いの健闘を誓い合った後、O-30・7班一同は、次の目的地である広尾へ向かったのでありました。
船橋屋こよみ広尾店
くず餅が有名なお店です。
[Shop Information]
文化2年(西暦1805年)に亀戸天満宮の隣に開店した和菓子屋。船橋屋本店が創業200年記念ブランドとしてOPENしたお店です。看板商品はくず餅で、関西地方のくず餅とは違う種類のようです。和の素材を使った洋菓子も作っていることに興味がわきました。(藤原)
[Report]
さっそく看板商品の「くず餅」を試食。濃厚な黒蜜と香ばしいきな粉がくず餅によく絡み、口に入れた後も独特の弾力感を楽しむことができました。また、ほうじ茶のブランマンジェやくず餅プリンなども試食しましたが、和と洋の組み合わせから生まれる新しい美味しさを知ることができました。その他、和三盆や黒胡麻、きな粉、抹茶・大納言等を使用した和フィナンシェ等のラインナップもありました。
[Member’s Report]
◎楽しみにしていたくず餅は、みずみすしい吉野のくず餅に比べて、しっかりとした印象でした。寒天やところてん、プリンやジュレなどのプルプルメニューがほとんどだったように思います。(西垣)
◎くず餅の食感はモチモチとしていて、黒蜜もそんなに甘くなく、きな粉とよく合い美味しかったです。おみやげに買いました。(赤花)
◎朝からの洋菓子の甘さが口いっぱいに広がっていた時、和菓子の甘味やところてんの酢醤油を口にすることで「日本人で良かったなぁ~」とほっと一息つきました。(藤原)
早朝から始まった視察研修も、気がつけば残すところあと一店舗。最後を飾るのは、あまりに有名すぎるHENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)銀座本店です。
有終の美は飾れるか!?
HENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)銀座本店
[Shop Information]
外観、建物が素敵なアンリ・シャルパンティエの銀座フラッグショップは極上ラグジュアリーサロン。1Fは焼き菓子などをきれいにディスプレイし、地下1Fはサロン・ド・テ。高級感がありゆっくりと時間を過ごせます。お洒落なトイレにもびっくりするかと…。パフォーマンスがあるクレープシュゼット(1,575円)に注目!(赤花)
[Report]
重厚な石造りの玄関をくぐると、“上品”、“洗練”といった言葉がふさわしい、贅沢で特別な空間が広がります。地下のサロン・ド・テには”らせん”階段を降りて向かいましたが、途中には壁画やインテリアを見ることができ、それら一つひとつが店全体の雰囲気をさらに醸成していました。ここではもちろん代名詞ともいえるスペシャリテ「クレープ・シュゼット」を注文しました。クレープ自体はオレンジソースベースのとてもシンプルな味わいでしたが、何よりもそこに至るまでの店全体の空間、実演する女性スタッフの佇まい、、、もっと大げさに言えば、グラン・マニエでフランベした際に上がる青い炎までもが、クレープ・シュゼット、もっと言えばアンリ・シャルパンティエの世界観を構成しているようでした。
[Member’s Report]
◎石造りの重厚な建物に入ると、目もくらむほどの真っ白な空間にショーケースがありました。予想通りの高級なお店でした。(西垣)
◎事前情報の通り、店内は高級感があり、音楽が流れておらず、静かなひとときを過ごせます。またトイレは、おしゃれで遊び心があり、楽しかったです。(藤原)
HENRI CHARPENTIER(アンリ・シャルパンティエ)銀座本店の視察を終え、品川にある宿泊先のホテルへ無事戻ることができたO-30・7班一同。日中の移動で、足、膝はとっくに限界を超えていましたが、その反面、なぜか体中には心地良い疲労感が覆っていたのも確か。やはり、新しいコト、モノに実際に触れ、刺激を受けたことで、気持ちが元気になったからではないかと思います。何歳になっても、日常的に自らを啓発することの大切さも改めて実感しました。まだまだ元気だ、O-30・大人組!
これにて7班の研修レポートを終わります。ご静聴ありがとうございました。
[Last Message]
◎従業員の笑顔というのは大切だとも、改めて感じました。お客様との短いやり取りの間で、いかに良い印象を与えられるか。印象が良ければ、お客様もまた行こうという気になります。(西垣)
◎パティシエは、季節ごとの新商品、アイデアを出さないといけないし、大変な仕事だと思いました。どのお店もほんとうに美味しくいただきました。ありがとうございました。(赤花)
◎視察を終えて仕事に戻ってから、ラベルの向きや角度など、今まで以上に気にかけて飾るように心がけていきます。(藤原)
◎お腹いっぱいになる。大変だけど、うれしい研修で、班の人たちとはぐれることもなく、楽しく研修することができて、とてもよい経験でした。(朝岡)
◎「知らない世界はまだまだたくさんある」ことを改めて実感! 少しでも自分の仕事に役立てられるように、今回の研修で覚えた感動や驚きを忘れずにいたいと思う。(片島顕)