今回の行き先は、関東でもなく、関西でもない、独自の文化を色濃く発する名古屋です!
本店メンバーに企画課長を加えた、しっとり落ち着いた大人組で出発です。
(メンバー紹介&ひと言)
店長(以下、店長)
「関西とも関東でもない、独自の名古屋の食文化を見る!」
企画課長(以下、K)
「ギフトのアイテム構成、レイアウトに目を向けていきます」
広氏主任(以下、R)
「陳列の仕方と見せ方、接客に目を向けます」
西村(以下、忍)
「小倉トーストとラテアートを注意深く見る」
土江(以下、利)
「名古屋のモーニング事情を知りたい」
片島(以下、顕)
「名古屋ならではの商品、事柄を発見したい!」
研修当時は晴天に恵まれ、幸先よいスタートが切れそうです。
それではみなさん、今日、一日よろしくお願いします!
【1軒目】
KAKO花車本店
モーニング発祥の地として、また喫茶店王国として知られる名古屋の1軒目に選んだ店は、今年で創業43年、名古屋で初めて自家焙煎珈琲の提供を始めた「KAKO花車本店」です。カウンター席とボックス席がふたつだけの小さな店内で、雰囲気は古き良き昭和そのもの! ステンドグラスや柱時計なんて、探偵物語・工藤俊作事務所のそれを思わせます。これぞ名古屋!の小倉トーストを含めたトーストセットとサンドイッチ、珈琲を注文。創業当初からすべて自家製というあんこ、ジャムは、甘さ控えめ、素材の風味が感じられ、好印象です。マスターと若い娘さんの素敵な人柄にも触れることができ、気持ちの良い朝のひと時を体験することができました。
(メンバーの声)
・「男性のカップは白のカップ&ソーサー。私たちのは柄入りのおしゃれなカップ&ソーサー。テンション上がります」(R)
・「1軒目にして、早くも(!?)“ご褒美”デザートなるコーヒーゼリーを注文! ネーミングにやられました、、、後味さっぱり、おいしくいただきました」(顕)
・「古めかしい喫茶店じゃなく、素敵に年月を重ね、厚みがあり、オリジナルのメニューがある喫茶店です」(忍)
2軒目は、名古屋のデパ地下事情を探るべく、松阪屋名古屋店へ。
宿泊先のヒルトンホテルも通り過ぎ、歩く、歩く、歩く! 約30分かかり、到着です(疲)
【2軒目】
松阪屋名古屋店
名古屋を代表する老舗百貨店、松阪屋名古屋店へやってきました。この界隈は市内でもおしゃれなショッピングエリアなのでしょうか、海外ブランドの路面店も多く目につきます。デパ地下はまさに「食」「食」「食」のオンパレード! 洋菓子、和菓子、総菜など、どのお店も売りとする商品を工夫をこらして陳列しています。店内では季節のフルーツ&野菜をフレッシュジュースでいただけるVEGETERIA(ベジテリア)、豆腐を使ったドリンク、スイーツを提供するはらのキッチンプラスを利用しました。
(メンバーの声)
・「とても参考になったのはさすが“デパ地下”。だって和菓子も洋菓子も両方一機に見れちゃう! 両方をくるくる回りながら見比べてわかってきたことがありました」(K)
・「お店でも季節限定フレッシュフルーツジュースみたいなのができたら面白いかも」(R)
・「野菜と果物の組み合わせジュースって美味しいね!」(利)
3軒目は、今回の視察先の中でも特に期待度「大」のデザート専門店「Kominasemako/コミセマコ」。完全予約制、時間厳守、ネット受付のみ、さらに店内撮影禁止とくれば、期待は膨らむ一方です! 正午きっかりの予約だったので、一同、遅れまいと、早歩き! 途中から小走り!
【3軒目】
Kominasemako
パティシエ・駒瀬奈美子氏が一人で製造、サービスをこなすお店です。白とグレーを基調とした店内はカウンター6席のみ、[クール][シャープ]といった言葉がぴったりの雰囲気です。一同、着席。簡単なあいさつもそこそこに、事前に予約しておいた「赤のコース」(苺を使ったコース)が始まりました。
1、アヴァン・デセール
ほうじ茶のクレームブリュレ、夏蜜柑コンフィチュールと日向夏ゼスト添え
2、グラン・デゼール
「苺ミルク2015」 ※三部構成
パンナコッタとマダガスカル産ヴァニーユ
ココナッツミルクと紅ほっぺ100%シャーベット
ミルクウェハース
3、プティ・ガトー
・フィナンシェ ・ギモーヴ・パッション ・ダクワーズ・ピスターシュ ・マカロン・ヘーゼルナッツ
一同、黙々とコースを堪能。黙々々々々々、、、(利くんがんばれ!)。素材一つひとつにこだわりが窺える、レベルの高い内容でした。デザートに使われていたドイツ・マリエンホーフのリキュール(バラ、すみれ、ゆり)の香りは(個人的には全く)わからぬまま店を後に(泣)
(メンバーの声)
・「美味しい料理、ケーキ、デザートは作るだけでは提供できない、一緒に楽しい空間も作りあげて提供しないとダメなのでしょう」(K)
・「日頃の自分の仕事を顧みる、良い体験になりました」(顕)
・「3つのデザートを赤というテーマに沿って表現していました」(忍)
さて、次の目的地は市街地から少し外れて、辻口シェフで知られる「フォルティシモ アッシュ」へ! 地下鉄でGO!
【4軒目】
フォルティシモ アッシュ
到着時がちょうどティータイム(14時頃)ということもあり、店内は大盛況! 販売員の他に製造スタッフの方も何人か店頭へ出て接客されていました。有名店に共通して言えることが、やはり整然とショーケースに並ぶ生ケーキがとにかく、美しい!こと。一つひとつに気を使い、仕上げられているのだと感心してしまいます。いくつかの焼き菓子、生ケーキ、キッシュなどのトレトゥールを店先のテラスでいただくことに。辺りは高級住宅街なのか、道を行き交う車やお客様からもそんな雰囲気が窺えました。
(メンバーの声)
・「シュークリームのショーケースはちょっとしたワンダーランド、見せるってこう言うことなんだと改めて」(K)
・「女性スタッフさんがとてもよくしてくださり、沢山声を掛けてくれたり、立って食べていたら中から椅子もセッティングしてくださったり。こころづかいがとてもうれしかったです」(R)
店を後にし、次の目的地「シェ・シバタ名古屋」へ向かおうとしたところ、なんと4班(福知山店&社長)と遭遇! 予定を一部変更し、社長おすすめの「ミシェル・ブラン」に急きょ立ち寄ることに! 両チーム、お互いの健闘を祈りつつ、視察を進めました。
【5軒目】
ミッシェル・ブラン名古屋本店
パティシエ&ショコラティエによる世界最高峰の菓子づくりグループ「ルレ・デセール」の創設時からのメンバーであるミッシェル・ブランのお店です。こぢんまりとした店内ですが、そこに置かれた数々の美しいケーキ、またワインなども販売されていました。他店でも見られましたが、生ケーキのプライスカードには構造が一目でわかる断面図も明記されていました。特にムース系のケーキを購入する際には、とても参考になるサービスだと実感。
(メンバーの声)
・「生ケーキに焼き菓子、クッキー辺りもちょっと凝ったオーソドックスな種類があり、後日頂きましたが、とても美味しかったです」(K)
今回のレポート、前半戦はここまでです。
次は、名古屋を代表するパティスリー「シェ・シバタ」へ。ところで、よく考えれば、昼食らしい昼食をとっていなかった一同、、、空腹感はないけれど、何かそろそろ口が変わる何か(例えば塩っけの物とか)を食べたい気もしないではないですが、、、。ここからは次回のお楽しみということで。
それでは、次回の後半戦もお楽しみに!