2010.07.01

London・Paris・Lyon (2010/5/31~6/7)

シェフのヨーロッパ紀行~3日目~

カタシマNEWS

6月2日(水)
お待たせしました。
さて、この6月2日からフランスに入りました。

ロンドンの「パンクラス」という、ユーロスター(イギリスとフランスを海底トンネルで結ぶ超特急)の駅から3時間弱の電車の旅でした。
海底トンネルを抜けると見渡す限りの草原。

麦畑が連なり、放牧された牛たちがのんびりと草を食んでいるようでした。 降り立ったのはパリの「北駅」。ホテルにチェックイン後、早速メトロでモンマルトル界隈に出掛けました。
 
リストアップしたショップを目指してくてく歩き、パティスリー「アルノー・ラエール」へ。
 
イギリスで見たケーキに比べるとかなり綺麗で、洗練されています。ショーケースもまるでジュエリーケースのようにお洒落です。

どれもこれも、芸術品のよう。美味しそうですね!
次に 「アルノー・デルモンテル」へ。ここは、お菓子のほかに、パンや惣菜もあるパティスリーです。

「ほほぉ~」と思いながら、熱心に商品を見ているとシェフが奥から出てきて、丁寧に一つずつ商品の説明をしてくれました。とても気さくなシェフでした。勿論、ケーキの味もかなりハイレベルで美味しいですよ。

その次にはコンフィズリーの老舗「メイユドファミーユ」でジャムやハチミツ、キャラメルを見て回りました。

この品揃え、さすがです。マニアックな商品もたくさんあり、レトロな店内にはところ狭しと商品が並べてありました。可愛いラッピングもフランスらしくていいですね。

さて、ここでホテルに一旦帰って買ったケーキの試食会です。

今回フランスではアパルトメントホテルに滞在しました。

キッチンがあり、冷蔵庫、食器、グラス、カトラリー、鍋、まな板、包丁、食洗機などなど・・・なんでも揃っているので、こうやって持ち帰ったケーキや惣菜を広げて食べることができたんです。とても便利なホテルでした。
どのケーキも見た目以上に完成度が高く、素材の組み合わせなんかは私たち日本人にはなかなか想像できないものも多くありました。そのセンスの良さはさすがにフランス人ですね。

この日のディナーはネオ・ビストロ(※)のはしりで15区にある「ブール・ノワゼット」に行きました。

狭い店内にはぎっしりとテーブルが配置されていて、私たちのリビエールのテーブル配置がとても贅沢に感じました。とにかく、パリのどのお店もテーブルの間隔が狭いんです。
  
手書きの黒板のメニューがなんもとビストロらしいです。食材も高級なものばかりではなく、身近な食材を上手にアレンジして出すところが確かな技術を感じました。火入れ、味つけもとても繊細です。量もいい感じで、現代のニーズに合ったビストロ料理でした。

ブール・ノワゼットのシェフ、ティエリー・ブランキ氏と最後に写真を撮ってもらいました。

パリで食べた料理やデザートには、リビエールでも使っている「エスプーマ」を多用している店が多かったようです。エスプーマを使うと、口当たりがとても軽く、繊細なんです。これからもリビエールでもっとエスプーマを使い、メニューの幅を広げていこうと思いました。

パリを歩いてみると街中、至るところにパティスリーやブランジュリ、カフェなどがありました。

他にも、チーズ専門店、惣菜店、八百屋、魚屋、肉屋などもたくさん。しかも、品揃え豊富でリーズナブル。そして、どんなショップもお洒落に、素敵に見えるのはフランスという国だからでしょうか・・・。


※ネオ・ビストロ=高級レストランに引けを取らない料理のクオリティを持ち、シンプルなサービスで気軽な雰囲気で楽しめる店。一流シェフが美味しさに徹した料理をリーズナブルな価格で提供している。個性的な店も多く、今ネオ・ビストロと呼ばれる店が増えている。

とこんなかんじでパリ初日が終わりました。 まだまだ美味しいものがもりだくさんのパリ紀行は続きます。
次回もお楽しみに!!

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