さて、いよいよデギュスタシオン(試食会)当日を迎えました。
今回のカヌレのアイテムは6種類を準備します(片島成好堂には常時12種類のカヌレがありますが、製造の時間的な都合上その中から6種類に絞りこみました)
そして作業から2時間でおよそ500個のカヌレを一気に仕上げました。
今回、現地で作った『オコメ・デ・カヌレ』は、
1、天滝ゆず
2、濃いめの京宇治抹茶
3、丹波いちご
4、酒粕とクルミのヌガー
5、丹波黒ごまとプラリネ
6、安納芋
以上の6種類
いよいよ、ピエールとスタッフたちへのデモンストレーションと試食会へ!
まずは製造責任者、専務の津崎より商品全体を説明し、その後一品ずつ試食をしながら個別に食材の特徴や作り方、など質疑応答形式で進めていきました。
試食を進めるにつれ、最初は遠慮ぎみにちょっと遠巻きにいた現地スタッフも前のめりになり「これは何でできているのか?」「どうやったら抹茶のこの綺麗な色が出せる?」「ゴマは使ったことはあるが使い方がよくわからなかった」などいろいろな声が上がり始めます。そして最後は「米粉のカヌレは想像していたより全然美味しかった」「でもカヌレはやはりボルドーのカヌレが王道だよな」など・・・みんなやはりプロです。
そのような中でどれが一番良かったですか?の質問には「酒粕」か「黒ごま」など、和素材をしっかり理解した答えが多かったように感じました。午後3時からは、舞台をメイン店舗に移し、一般のお客様への試食会かスタートです。
ここの工房は中心街から3kmほど離れた位置にあるため、車でサンタンドレ教会の真ん前にある店舗に移動します。いよいよメインイベント開催です!
ここでも最初はみんな恐る恐る「何をやっているんだ?」という感じで覗き込みます…
時間がたつにつれ、どんどん人だかりができていきます
そして沢山のお客様が日本のカヌレに興味を示して色々質問してくれます。
ピエールシェフ自身も店頭に立って、『オコメ・デ・カヌレ』を説明してくれています
佐納さんはフランス語と日本語を使い分けて大忙しです
そして、なんとロンドンから末永さんが駆けつけて手伝ってくれました
もう総動員で必死に日本のカヌレをアピールしてきました!
イベント終了後は、ボルドーの今話題のレストラン「Porte Quinze」でディナーです
充実した仕事の後のワインの美味しいこと美味しいこと。そらもう格別でした。
最後の方、常務の隆之はピエールとはもうマブダチ状態で飲み明かしていました。
みなさん、お疲れさまでした!
episode-05へ続く。。。