早朝TGVでパリに戻り、次なるミッションに入ります。
今回、フランスに来たもうひとつの目的は、現地で活躍する日本人シェフに私たちの地域資源を活用した商品を紹介し、今後フランス市場においてどのように流通させていくかを調査するもの。現地に住む日本人シェフだからこそわかる今のフランス市場の動向など直接お出会いしてリサーチします。
パリ18区、観光名所 サクレ・クール寺院のすぐ近くのジャパニーズ・レストラン「ENISHI」の砂澤シェフ。連日多くのパリジャン・パリジェンヌが押し寄せる人気日本料理店。なんと彼女は京都府福知山市の出身で弊社の足立チーフとは中学時代の同級生という同郷の方です。地元養父市のゆずを使った『天滝ゆずのマーマレード』を手土産に色々お話を伺ってきました。
次にお伺いしたのは、パリ15区 トゥール・モンパルナスのほど近く「Le Clos Y」の池田シェフ。本場フランスで直球勝負のジャパニーズ・フレンチで勝負を挑むミシュランも認めた若き天才シェフです。彼とは数年来のお付き合いになりますが、いつ訪れても本当に素晴らしい料理でもてなしてくれます。彼のところには、但馬のお米 こうのとり米100％で作る『メシテラ』をご紹介しパリにおけるグルテンフリースイーツの可能性について色々意見交換をさせていただきました。
2023/2/5～6（Paris～Japon）7～8日目
いよいよ帰国の時が近づいて参りました！
さて、ここで2/2のボルドーで行った試食会に助っ人で参加いただいた、ロンドン在住の末永さんから嬉しい連絡が入りました。翌日ロンドンに戻り、現地の有名シェフやパティシェに『オコメ・デ・カヌレ』をもって順番にデモンストレーションを行ってくれました。そしてその様子を克明にレポートとして報告してくれました。彼女の凄い仕事ぶりには脱帽で感謝しかありません！
実は今回はスケジュールの都合でロンドンには行けそうになかったのですが、ロンドンのたくさんの友人たちから「ロンドンにはいつくるのか？」「今回はこれないのか？」とオファーを頂いていたので、その方々にも届けて頂いて本当に助かりました。
改めて海外で働く沢山の友人のネットワークに感謝です。
みんな海外で活躍する一流のシェフたちです。
そんな彼らが但馬素材で作る『オコメ・デ・カヌレ』を絶賛してくれました。
また、帰国当日に 佐納さんから連絡があり、今日 ピエールのお店に顔を出したら販売のスタッフから「先日のカヌレは今日もあるのか？」「あれは何処に行けば買えるのか？」という問い合わせが多数あったとのこと。カヌレ発祥の地であるボルドーで『オコメ・デ・カヌレ』が認められたのだとうれしく思い、「日本の城崎温泉にある片島成好堂で売っています」とお伝えくださいと返信しておきました。
最後に、みなさまの多大なる後押しのお蔭でこのプロジェクトが無事完了致しましたことに改めて感謝し御礼申し上げます。
これからもこの地域の素晴らしい素材を用いお菓子を通じて、都市部へ、さらに世界へ発信していくこと、それによって、私たちを育ててくれた自然豊かなこの地域が世界に誇れる場所になること、これこそがカタシマの使命、究極の地産都消と考えています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
